少女土足

ファッション誌『nicola』5月号の巻末「撮影風景日記」より。

お泊りでのロケ。「夜だって、働きます！」のコピー通り、部屋に戻ってもお仕事。

障子、畳、そしてなにより足元の布団などなど完璧な和室であるにも関わらず、場違いにもブーツをはいてポーズを決めるモデルさん。

写真では、さすがに直接に畳を踏んではおらす、薄い布こそ敷いてありますが、撮影ということで、当然に移動したり、着替えたりするもの。そんなとき、ブーツを履いたまま、畳を歩く姿を想像してしまいます。

中学2年のころでした。ある日の学年集会の終わりに、先生から注意がありました。

なんでも「図書室の机の上に、足跡がついていた。誰かが、上履きのまま机の上に昇り、歩き回った」とのこと。最後に、「やった者は名乗り出よ」。結局、その場では誰も名乗り出ることなく終わりました。

そして数日して。犯人は、同じクラスの女子だったということがわかりました。

ぜったい男だとおもっていたところ、そこそこ可愛い女の子だったというギャップ。あの子が、上履きのまま机の上を走り回った。それも、教室以上に、なんというか、より「許されない感じ」の図書室で。

ということで、以後、図書室を利用するたびに、この机に上がったんだ、ここに靴跡がついていたんだと思ったものでした。

いま思い出しても、やっぱりお行儀の悪い女の子の土足行為は、ホントいいものだと思います。



で、まさにそんなシーンを映像化したようなDVD。撮影は、学校の教室。制服の少女が、上履きのまま机の上を次々と渡り歩くシーン。ホントは、制服ならローファーがいいんですが、いちおう上記のような中学時代の思い出もあり、上履きでも十分OKです。

ちなみに、かなり長いシーンで、チャプター全部使って延々と机の上を歩くのもいい感じです。


　DVD moecco vol.04

AKBの写真集より。

他の衣装でのカットでは、ちゃんと靴を脱いで素足（ソックス）で立っているのに、なぜかこの衣装のところだけ、こんな風にヒールサンダルを履いたまま縁側に立って。

日本家屋、いかにも和の感じの家の縁側に、靴のまま立つっていう、そのギャップがすごくいい感じです。

コメントで話題に出たので、『呪怨』の土足シーン。

女子高生が制服・ローファー・紺ハイソという格好での完璧な土足。

そんな主人公の少女が階段を駆け下りてくるシーン。

コツコツコツと階段・床を革靴で踏みしめる音が響きます。

その後、立ち止まり2階の方を振り返るんですが、まずは以下の画像のように靴のアップから。

右上には玄関マットが見えます。



その後、ゆっくりとカメラが上半身に上がっていって、最後は振り返った女子高生の顔へ。

この一連の「靴→顔」というカメラワークも理想的です。

『The Boots Vol.1』より。

「宝物を探せ ――― ロングブーツの女性が、お宝を探しに潜入。土汚れのついたピンヒールロングブーツのままで室内に侵入し、そのまま、お宝探しに歩きまくります」

ということで、紹介文の通り、汚れを伴う実害土足の典型DVD。

シーンは、雪の積もった庭に立つところからはじまります。

そんな庭を一通り歩いて家に侵入。

当然、靴の底は泥と雪で真っ黒に汚れており、歩くところには、泥の染み汚れが点々と付いていきます。

以下の画像は、入ってきたドアを閉めるとき、いったん入り口に向き直るため、足踏みをする状態となり、画像中に丸で囲んだところを中心に、こんな風に汚れが付きました。



画像からはちょっとわかりずらいですが、映像で見ると、細いヒールの部分が「小さい丸の濃い汚れ」、つま先の部分が「広い面の汚れ」となっているのが、はっきりと見て取れます。