和室への畳土足シーンは、土足好きにとって、1種の最高峰。今日は、ドラマにおける「畳の部屋に靴のまま上がるシーン」について書いてみます。
その前に、「土足実害派」として、一口に「畳に土足」といっても、全く認められないものがあります。それが、「汚れを伴わない土足」であり、また「汚してもいい場への土足」です。
具体的にいうと、前者の「汚れを伴わない土足」とは、「新品の靴の試し履き」や「オークション出品のための着用画像」、さらには「アイドルDVDやAVなど、新品の靴での土足シーン」ということになります。
いくら「畳の上で靴」といっても、その靴の裏がキレイでは、土足とはいえません。汚れを伴ってこそ、土足であり、新品の靴なら上履きやスリッパと一緒で、なんの興奮もありません。
一方、後者の「汚してもいい場」といえば、「廃墟」や「物置になっている部屋」などです。実際、物置として畳の部屋が使われているなら、そこは物置であり、汚してもいい場であり、なにより汚い部屋です。同様に、廃墟も、すでに靴を脱ぐ必要がない場であるのはいうまでもありません。
そんな、既に汚れている、すでに汚い部屋が、いくら畳敷きだからといって、そこへ靴のまま上がるということにつき、なんら興奮も得られません。
靴を脱がなきゃならない場、キレイな場、だれもが靴を脱いで上がるところに、汚れた靴のまま上がる。これこそが、土足フェチの王道と、勝手に考えています。
で、以下に紹介するドラマのシーンは、「畳土足シーン」につき、上記2点。つまり「汚れた靴」で「人が現に住むキレイな和室」というシチュエーションを満たすものです。
『アイドル探偵物語』より。実際に、おじいさんが住む民家を、無人の家と思いこんで、探検にやってくる少女2人。気の強い少女が、スニーカーのまま、玄関を上がり、そのまま畳を歩き回ります。ですが、その部屋の、あまりのキレイさを不審に思う、おとなしい少女が「あの、靴、脱がなくていいの?」と控えめにアドバイス。すでに一通り歩き回ったところで、はじめて、「じゃあ、脱ぐ」。
もう、この会話からして、ツボ。実際に、土足を認識しつつ、畳の上を歩き回り、指摘されたところで初めて、イヤイヤながら靴を脱ぐ。この一連の流れは、何度見ても絶品です。
また、最大のポイントは、土足シーンでの、畳を歩き回る「音」。最初の数歩は、畳を擦って歩くため、「ザッザッ」という音が入っいます。