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中学の時のことです。
当時の音楽室は、床に絨毯が敷かれており、中心に立派な真新しいグランドピアノがありました。校舎自体も立てられたばかりであり、そんな音楽室へは、当然上履きを脱いで入ることになっていました。
よって、音楽の授業のある時間は、音楽室に面した廊下の端っこ一面に、ずらっっと40足分の上履きが並ぶことになります。
で、ある日の放課後。
音楽室前の廊下を通ったとき、中から、ピアノの音が聞こえていました。合唱際が近いということで、ピアノ伴奏担当の生徒が練習しているようです。
ですが、ここでふとした疑問。
廊下に、上履きがないのです。
引き戸が少し開いていたので、通りすがりに、中を覗くと、やはり予想通り。
中3の、学校行事でいつもピアノを担当している女子の先輩が、上履きを履いたまま、音楽室のピアノを弾いていたのです、
音楽室は、生徒はもちろん、音楽の先生も上靴を脱ぎ、いつもストッキングで授業を行っています。
そんな、全ての生徒&先生が、くつ下で入る部屋に、女子生徒が上履きのまま入って、かつ、ピアノのペダルを上履きで踏んでいる様子に、すごくドキドキしたものです。
中1男子にとって、中3の女子の先輩というのは、ただでさえ大人に見えるもの。そんな先輩の、上履きを脱ぐべき部屋で、脱がないという行為に、ピアノを弾く美人女子生徒の「特権意識」というか、「高貴さ」が感じられ、すごくいいです。
たびたびの投稿ですいません。
上履きを脱ぐべき場所にそのまま上履きのまま上がってしまう。
その女子生徒は、後からピアノを弾く生徒の靴下が汚れることよりも、自分の靴下が今汚れたくないということの方が重要なのでしょうね。
しかも、その子が3年生というのがポイントです。
たとえ1年生に見つかって、しかもその1年生の言うことが正しくても、3年生である自分の行いを咎められることはない。
女子生徒はそういう意識も多少はあったのでしょう。
学年さえ上であれば、男女関係なく権力がありますので。
私の通っていた学校も、やはり学年が上がるにつれて履物の区別がつかない女の子が増えていきました。
3年生にもなると、かなり真面目な子までもが裸足で上がる場所に上履きのまま上がったりして、興奮ものでした。
>3年生というのがポイント
たしかに、当時中1の自分としては、3年生の、しかも女子なんて、ホント「大人でお姉さん」ってイメージでした。しかも、ピアノといえば、「清楚」で「優等生」なイメージのわけで、そんなお姉さんが、脱ぐべきところに上履きのままというギャップは、今思い出しても、ドキドキします。